メルマガの次はSNS、そして次は?

メルマガマーケティング

インターネットでは、便利なものが悪意を持った人たちのために不便になっていく世界です。

ほんの10数年前はメルマガマーケティング全盛の時代でした。

しかし、徐々に迷惑メールの弊害が高まる中で迷惑メールから防御する方法が次々と投入されてゆきました。

例えば迷惑メールフィルターなどは、メールのタイトルや本文に含まれる「無料」など特定のワードを検知して、送信されてきたメールをブロックしたりするため、メールの到達率が劇的に下がり始めていました。

それと同時にメルマガ読者を獲得することがだんだんと難しくなってゆきました。

当時はメルマガスタンド”まぐまぐ”に登録すればどんな無名の人でも短期間に百人単位の読者を獲得することができましたが、スパムの弊害とメルマガ発行者の急増により新規読者の獲得は絶望的になってゆきました。

ソーシャルメディアの登場

そこで登場したのがソーシャルメディア(SNS)です。

Facebook などのソーシャルメディアではメッセンジャーという機能が装備され相手と直にコミュニケーションを交わすことも可能になりました。

最近では誰でもソーシャルメディアへ参加するようになりましたが、一部の悪意あるユーザーによって詐欺犯罪の温床となりはじめています。

その結果としてソーシャルメディアも一般ユーザーの警戒の対象となり、ビジネス上の効果性はだんだんと低下してきています。

このように、効果のある便利なツールが一部の悪用者により効果を発揮することができず、次の媒体に移行せざる負えなくなるというインターネットマーケティングの悲劇を繰り返しているのです。

低コストで効果を発揮できる媒体は詐欺師たちにとっても注目の的です。

ソーシャルメディアの次は?

では、メールの次に主役となったソーシャルメディアの次はどのような媒体が登場するのでしょうか?

その可能性は2つあると言えます。

ひとつはメールマーケティングへの回帰、2つ目はこれまでにない新しいタイプの媒体の登場です。

勿論、1つの媒体だけが生き残るのではなくミックスされながら活用されるのですが、主役は効果がなくなれば変化してゆくものです。

メールマーケティング全盛の時代は「キラーミニサイト」と呼ばれる縦長のセールスレターが主流でしたが、バナーでの注文ボタンが効果をなくしはじめ、その後はテキストリンクでの注文へシフトしました。

現在は、テキストリンクから再びバナーでの注文ボタンが重用されています。

これと同じように考えれば、再びメールマーケティングへ回帰する可能性も高いと考えることができます。

ソーシャルメディアでのコミュニケーションは、比較的ゆるいコミュニケーションであるのに対してメールはダイレクトにメッセージを伝える媒体です。

つまり、電子メールでコミュニケーションを交わす環境が確保されればその効果性は非常に高いものになります。

また、最近では「インフルエンサー」というワードが頻繁に用いられていますが、これはインスタグラムなどで注目され他人に影響を与える人たちを指します。

このインフルエンサーは著名になることで人が集まり、彼らが集う”場”を提供して何らかの商品を紹介することで売上を確保するというメカニズムです。

ただし、このインフルエンサーも以前の「グル」というポジションと似たようなものであると考えると過去の回帰ということができます。

だからこそ今一度、メールマーケティングに注目しブラッシュアップしてみるのも2020年の課題となるのではないでしょうか?

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